お花畑から来ました。

バンギャルの燃えカス

バンギャルが突如うたプリにハマって90回映画見に行った話(前編)

先日、自分の気持ちの整理の為にと書いたR指定活休にあたっての文章を多くの方に読んで頂いて、モヤモヤや沈んだ気持ちがだいぶ昇華されたような気がしました。ありがとうございました(´;ω;`)


その直後にアレなんですが、私、ビジュアル系以外にも趣味がありまして…

これから書くのは、色んな事が重なってあんなに大好きなR指定とすら距離を置いていた時期の話なんですが。
最初に書いておきたいのは、私は生きてる人間が人生を懸けてやっているビジュアル系バンドというものを長年見て来たので、これから書く対象については私の中でバンドを超えることはできない、バンギャルやってるよりは得られる喜びは少ないと思ってやってる「趣味」だということです。(バンギャルは趣味じゃない、人生)


私の人生、小学生でビジュアル系に出会って以降、1つバンドを上がってもまたすぐに新しいバンドを好きになり、通い、また冷めては別のバンドに…を繰り返し、幾多のバンドと都道府県を渡り歩き、常に通っているバンドは~5バンド、月のライブ・インスト本数10本前後と、バンド中心の生活というかもはや生活そのものがバンドでした。

だったんですけど、30歳を過ぎた辺りから次第に、バンギャル活動をする上でそれまで感じなかった疲労や熱意の消失を感じるようになり、確保してあったチケットを紙屑にする回数が増え、ついにはほとんどのバンドに行くことを辞めてしまい…

でも子供の頃から人生のほとんどをビジュアル系ヲタクとして過ごして来たので、ヲタクじゃない生き方を知らない。
何かのヲタクでなくなった(と思っていた)自分は自分でない、何をして毎日過ごせば良いのか、果てはこの先のまだ長い人生を何の為に生きて行くのかすらわからなくなり、休みの日は夕方まで寝て終わり、ただ毎日目の前にある仕事を虚しくこなすだけの空っぽな日々が続いていた最中、ある人達に出会いました。


みなさん、うたプリって知ってますかはい知ってますよね次行きます。

最初は本当に 本当に軽い気持ちでした。
暇だからソシャゲでもするかーとテキトーに探していたら目に止まった「うたプリ」こと「うたの☆プリンスさまっ♪」の音ゲー

その時点では内容もキャラも全く知らず、そもそもうたプリがアニメなのか、乙女ゲーなのか、音ゲーなのかすらも知識がなく(←結局はその全てだったんですが)「いきなり音ゲーだけ始めても楽しめるのかなあ。まあダメならすぐ辞めよ~」と軽い気持ちでインストール後立ち上げたら


「えっ何このキラキラ感、何この美形達、何この良い曲、えっえっ(^-^≡^-^)」


と、タイトル画面で既にプリンス達と彼らの音楽に歓迎を受けました。このコンテンツには「歓迎」されている、と思いました。

プリンス(アイドル)達を「応援」「育成」するのではなくて、プロのアイドルの彼らが、ファンとして私を歓迎して夢を提供してくれる、そんな印象でした。


音ゲーになっている曲達はどれもプロの作詞家・作曲家の方が作ったバリエーションに富んだ良い曲ばかりで、歌っている声優さん達もとても上手かったりキャラの個性が出ていたりで、音ゲーをプレイしては気に入った曲をDL、の繰り返し。

ホーム画面に好きなキャラを設定しておいて、着替えさせたりキャラが動いて喋ってくれたり(たまに怒られたり心配されたりデレられたり)する機能のおかげで、「毎日一緒に過ごしてる感」も味わえて楽しくて。


そしてこの音ゲーはわりと最近出たもので、本来はPSPの恋愛シュミレーション&リズムゲームで、その後アニメ化もされたと知り、ゲームもほぼ全タイトルプレイしてアニメも全期見ました。

ゲームはプリンス一人一人の生い立ちと性格を細かく知ることができて、「全員にそれぞれの人生がある、性格も違う。この人達は実在する人間だ」と思ってしまう説得力があったし、アニメはまた別角度でグループとして成長して団結して売れるまでを描いていて「アイドルとしての彼らをファンとして応援する」ことのリアリティが増して、ちゃんと考えて作られてんな…と思いました。怖い。


そしてここから先が90回見に行った狂気の劇場版の話なんですが、長くなるので後編と分けますね。